火事 fire 2004 9 3
火事だというのに、みんなで仲良く、茶の間でテレビを見ている。
今の日本を表現すれば、そういうことです。
国家財政も地方財政も、そして年金も火事なのです。
他にも、こうした火事は、たくさんあります。
それなのに、多くの国民は、茶の間でテレビを見ている。
どうして危機感がないのか。
今の国民は、江戸時代の庶民に似ている。
江戸時代の庶民は、天下泰平の世が、いつまでも続くと信じていた。
そういう時代に退化してしまったと言える。
少なくとも、明治時代の国民は、
たとえ、知恵がなくても、
たとえ、お金がなくても、
「新しい国造り」へ向けて頑張っていた。